『クロノス城物語』

 これは2005年11月24日に“思いつき”で始めた企画です。

 もう20年ほど前になりますが、リレー漫画『ぬいぐるみ殺人事件』なるものがありました。

 まあ、知ってる方は少ないと思いますが‥‥。

 これのプロローグの小説部分を新井素子さんが担当してまして、何故か自宅の部屋に見知らぬ男の死体が転がっているという発端のお話でした。

 今回私が書いた『第1話』はこれをパクってます。(状況や文体は全然違いますが)

 その後は、各漫画家さんが色々と趣向を凝らした(?)展開を考えていってました。

 いきなり恐竜が現れたり、主人公が実はぬいぐるみだったり、気が付くと10年の時が流れていたり、増えすぎた登場人物をUFOが綺麗に掃除していったりと、もうハチャハチャでした。

 このリレー小説でも「オイ待てよw」みたいな展開があるのかな?と思ってましたら、皆さんすご~~く真面目です。

 この後も続いていってくれるのか、もうすぐ終わっちゃうのか、流れに任せるのみですが、これからも一読者として楽しんでいきたいと思ってます。

 と、思ってましたら、現在(1月10日時点)2周目に入ってしまいました。
 13話を2周目として私が担当しましたが『あれもこれも』と詰め込みすぎた内容になってしまい、続編書く方が出てくるかどーか?心配だったりしてます。(1月20日現在)

 では、以下に今までのあらすじを。

あらすじ
(1話より)
 クロノス城を拠点とする、駆け出しパラディン「リザード万太郎」は、
共有倉庫の一室で刺殺されたゲート魔術師「マエル」を発見してしまう。
(2話より)
 動揺する万太郎。そこで河伯氏と出会う。
 疑われるのを恐れた万太郎は、状況を説明できず曖昧にやり過ごしてしまう。
 河伯氏が去った後、クロノス町内会の顔役の男が現れた・・・・。
(3話より)
 顔役の男を欺き、早業で鍵を奪った万太郎。
 再び、マエルの倒れていた部屋に赴く。
 胸中には、マエル殺しの罪をかぶせた犯人への憎悪が渦巻いていた・・・。
(4話より)
 再び倉庫に入る万太郎。一般市民に見せてはまずいと鍵を閉める。
 暗がりの密室で、万太郎はマエルが生きているのを知り、驚嘆する。
 持ち合わせの薬をありったけ使い、突き刺さった短剣を抜こうとしたその時・・・。
(5話より)
 隣室から聞こえる、謎の男と、覚えある声の持ち主の語らう声。
 静観していた万太郎だが、マエルが咳いたため気取られてしまう。
(6話より)
 扉越しに聞こえる男達の声。
 その会話は、男達がマエルを殺めようとしたことを示していた。
 男達が扉を開いた。マエルは、やっと取り戻した意識で呪文を唱える。
 その呪文は万太郎とマエルを未開の地へと運んだ。
 マエルは言う。「ここは・・・ワシの里・・・」
(7話より)
 村を探す万太郎。だが、衰弱はマエルを確実に蝕んでいく・・。
 それは万太郎にも言えることであった。ようやく着いた川沿いの村。
 マエルを村人に委ねると、万太郎も意識を失い、倒れてしまった・・・。
(8話より)
 気がつくと、そこは療養所のベットの上。
 薬湯を貰ったが、頭が重い。
 再度眠りを貪り、目を醒ましたそこには、体を鍛えるたくさんのマエルがいた・・・。
(9話より)
 万太郎は再び診療所のベッドで目覚める。
 意識不明のまま2ヶ月の時が流れていたようだ。
 万太郎はマエルに「犯人は誰だ」と切り出した。
(10話より)
 マエルは自分の分身を出して見せ
 首謀者は「その能力を安易に横取りする術を発見した者」で
 「儂を殺し、死骸から生成される薬を入手」しようとしたのだと説明した。
 万太郎は犯人達と対決する決意をする。
 マエルは、万太郎にパーティを募集するように諭し、移動呪文を唱えた。
(11話より)
 いきなりクロノス城に乗り込み、大騒ぎを起こした二人は
 ほうほうの体で逃げて、テラで仲間探しをする。
 そこへ、仲間を探しているという土竜と名乗るバルキリーと出会う。
 土竜はピュリカ隋道で「仲間を発掘」するという。
 そのとき、背後から声をかけられた。
(12話より)
 声をかけてきたのは、椿という万太郎の知合いのバルだった。
 椿を加えた万太郎達は、土竜の仲間を発掘する作業を進める。
 土の中から人間の手の骨らしきものが出てきた。
(13話より)
 そこへプラネタ河伯が現れた。
 マエルは、プラネタ河伯が犯人の一味であると明かす。
 マエルはクロノス城に戻った時に密かに情報収集していたらしい。
 河伯は禁断の品『マホトーンの粉』を使い、相棒の極道剣士と協力して
万太郎達を抹殺しようとする。
 万太郎はマエルから貰った『アストロンの指輪』で時間を稼いでマエルを
守り、自身は謎の美女に助けられる。
 謎の美女の武器は、事件でマエルの胸に刺さっていた短剣と同じ種類のもの
だった。



 


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